椎間板ヘルニアの犬への鍼治療が効果的な3つの理由とは?詳しく解説

犬を飼っている方なら「椎間板ヘルニア」という病気を耳にしたことがあるのではないでしょうか。症状が悪化すると散歩を嫌がるようになったり、立ち上がることが難しくなったりしてしまうので早めの治療が大切です。

 

椎間板ヘルニアの治療方法はさまざまですが、痛みのない治療をお考えの方には鍼治療をおすすめします。この記事では、椎間板ヘルニアの犬に対して鍼治療がおすすめといえる理由についてまとめました。

椎間板ヘルニアは早めの治療が大切

犬も人間と同じように老化、激しい運動、外傷などによって椎間板ヘルニアの症状が起こります。椎間板ヘルニアは強い痛みや麻痺などの症状が出ることもあるため、早めの治療を心掛けましょう。ここでは、犬の椎間板ヘルニアの特徴や具体的な症状について解説します。

 

犬の椎間板ヘルニアとは?

椎間板とは背骨と背骨の間にある組織で、激しい動きをしたときに背骨への衝撃を和らげる働きがあります。老化やケガなどにより椎間板にダメージが加わると背骨の中にある脊髄を圧迫してしまい、痛みや麻痺などの神経症状を引き起こしてしまうのです。

 

椎間板ヘルニアになると、散歩に行きたがらなくなる、ソファに飛び乗らなくなる、背中を触られるのを嫌がるなどの行動を起こします。軽度のヘルニアの場合は気付きにくいため、普段から犬の動きやしぐさをチェックしておきましょう。

 

症状が悪化するとトイレが難しくなる

犬の椎間板ヘルニアの症状は、グレードによって異なります。最も症状の軽いグレード1の場合、動きによって軽い痛みが背中に走ります。抱っこしたときに鳴く、段差の上り下りを嫌がるなどの症状が現れるでしょう。

 

グレード2の場合には、痛みに加えて足の力が弱くなるという症状が現れます。自力で歩くことは可能ですが、足元がふらつく、すぐに倒れるなどの症状が見られます。犬の歩き方がおかしいと感じたときは獣医師への早めの相談を心掛けてください。

 

グレード3~5まで進行すると麻痺が生じるようになり、自力で立ち上がれません。症状が悪化すると肛門にまで麻痺が及んでしまい、お漏らしをしてしまいます。症状が悪化すると生活に支障が出てしまうため、早めの治療が重要です。

 

自然回復による治癒は難しい

犬の椎間板ヘルニアの主な治療方法として、鍼治療、外科治療、内科治療、自然治癒などがあります。自然治癒で回復する犬もいますが、まれなケースなので期待しない方がよいでしょう。

 

人間の椎間板ヘルニアは、時間をかけて少しずつ手足のしびれなどの症状が出ます。しかし犬の椎間板ヘルニアの場合には前触れがありません。急激に悪化するケースもあるため、犬には大きな痛みやストレスが伴うのです。

 

とくにミニチュアダックスフントは椎間板の変形が起こりやすく、すぐに悪化してしまう恐れもあります。椎間板ヘルニアの症状が見られるときは、すぐに獣医師に相談しましょう。

椎間板ヘルニアの犬に対して鍼治療がおすすめといえる理由

椎間板ヘルニアにはさまざまな治療方法がありますが、犬の体調を考えるならば鍼治療がおすすめです。ここでは、その理由について見ていきましょう。

 

ストレスを軽減できる

 

椎間板ヘルニアを手術で治療するには、麻酔を使用しますが、高齢の犬の場合は、危険を伴います。

 

一方で鍼治療の場合は麻酔を使わないため、安心して治療を受けられます。ストレスをできるだけ抑えたいとお考えの方は、鍼治療を試してください。

 

副作用や治療中の痛みがない

内科治療の場合は薬を使用しますが、人間と同じように犬にも副作用のリスクはあります。強い副作用が出ると、症状がかえって悪化してしまいます。一方で鍼治療では薬を使用しないため、副作用のリスクはありません。

 

また、治療で使用する鍼はワクチン接種で使う針よりも細いため、痛みを伴いません。安全な治療をお考えの方には鍼治療をおすすめします。

 

自己治癒力を高められる

鍼治療とは細い鍼を用いてツボを刺激する治療です。神経にアプローチをかけることで、椎間板ヘルニアなどの不調を改善させます。神経を刺激すると鎮痛物質や脳内ホルモンが生成されるため、自己免疫力のアップが可能です。

 

体の不調を改善するには自己治癒力のアップが欠かせません。鍼治療では神経の刺激によって自己治癒力を高められるため、椎間板ヘルニアからの早期回復を期待できるのです。

鍼治療は信頼のおける動物病院で受けるのがおすすめ

鍼治療には愛犬に負担をかけないで治療を行えるというメリットがありますが、効果的な治療を施すには専門的な知識が求められます。犬によって症状は異なるため、適切な治療を施してもらうのが重要です。

 

鍼治療は実績や信頼のある動物病院で受けましょう。「アイ動物病院」では鍼治療に関する豊富な治療実績を有しています。愛犬の椎間板ヘルニアでお悩みの方は、ぜひ当動物病院にご相談ください。

まとめ

椎間板ヘルニアは悪化すると歩いたり立ち上がったりするのが難しくなる病気です。症状が悪化する前に早めの治療を心掛けましょう。鍼治療ならストレスや副作用のリスクがないため、安心して治療を受けられます。

 

さいたま市にある「アイ動物病院」では一般診療に加えて、鍼治療やホモトキシコロジーなど、動物に負担をかけない治療も行っております。経験豊富な獣医師が治療に当たっており、安心して受けられるのが強みです。愛犬の椎間板ヘルニアでお悩みの方は「アイ動物病院」にご連絡ください。