猫の元気がない!病気かどうかを見分けるために確認するべきポイントとは?

猫の元気がない!病気かどうかを見分けるために確認するべきポイントとは?

普段は元気な猫がぐったりしていたとしたら、もしかすると病気になっているかもしれないと心配になる方がほとんどでしょう。大事な愛猫のために、飼い主としてできることはたくさんあります。

今回は猫の元気がない場合に試してみることや猫の元気がないときに確認するべきポイントについて解説していきますので、大事な猫の様子が気になる方はぜひ参考にしてください。

 

猫の元気がない場合にまず試してみること

猫の元気がない場合に試してみることには、以下のようなものがあります。

好きな食べ物を与えてみる

まずはお気に入りのキャットフードやおやつなどを与えてみましょう。

食べない場合はどこか怪我をしているのか、あるいは体調が悪いのかもしれません。その後も長く食べ物に興味を示さない場合は、近所の動物病院に相談してみると良いでしょう。

マタタビを与えてみる

猫はマタタビに含まれる「マタタビラクトン」という臭気物質を感知すると、しばらくの間興奮状態になります。マタタビに体を擦りつけたりゴロゴロ喉を鳴らしたりするなど、まるで酔っぱらったような感じになるのです。マタタビを与えても興味を示さない、反応はするけれど追いかけないという場合には、何かしら怪我か病気の可能性があるかもしれません。

また、マタタビは与えすぎると呼吸困難を起こす可能性があります。重症になってしまうこともあるので、マタタビを与える際は用量に注意しましょう。

なお、生後間もない仔猫や高齢の猫、心臓疾患などがある猫には刺激が強すぎる場合があるため、このような猫には与えない方が良いでしょう。

好きなおもちゃを与えてみる

お気に入りのおもちゃがある猫の場合は、元気がないときにお気に入りのおもちゃを与え、遊びに誘うことで反応を確かめてみましょう。

お気に入りのおもちゃを与えても反応がない場合は、どこか怪我をしているのかもしれません。

 

猫の元気がないときに確認するべきポイントとは

猫の元気がないときに確認するべきポイントは以下のようなものが挙げられます。

食欲

人間も体調が悪いと食欲がなくなるように、猫も体調が悪ければ食欲が落ちます。

猫の食事量、食事のペースなどにいつもと違う点はないか確認することは非常に重要です。

排泄の状態

猫の体調を知るうえで、排泄状態の確認は欠かせません。便の回数やその形状、尿の回数や色などをチェックすることで、病気の可能性を知ることにつながります。

便がゆるい状態、もしくは便秘状態の場合は、猫が胃腸の病気にかかっている可能性があります。また、尿が通常より多かったり尿の色に異常が見られたりする場合は、泌尿器系の病気に罹患している可能性が高いので、一度かかりつけの動物病院に相談しましょう。

体調不良

猫は怪我や病気で体に痛みや不調があっても泣いて訴えたり、苦しそうな様子を見せたりすることはあまりなく、じっとしていることが多い動物です。

猫の元気がないときは優しく体を撫でてみることで、猫の体のどこかに痛みがないか確認してみましょう。普段は撫でられることが好きな猫が嫌がって体を触らせない場合、どこかに痛みを感じている可能性があります。

呼吸の状態

猫の呼吸を確認することで、呼吸器系疾患や風邪にかかっているかどうかわかる場合があります。猫が苦しそうに呼吸をしていたり、呼吸音に雑音が入っていたりする場合には病気が疑われます。

 

猫の元気がないときの原因とは

猫の元気がないときの原因には、主に以下のようなものがあります。

気温

猫にとって最適な気温は25度ほどといわれています。猫は暑さや寒さに弱く、とくに真夏の暑いときなどはできるだけ涼しい場所を見つけ、じっとしていることが多いのです。

猫がぐったりとしているように見える場合は、気温の影響によるものかもしれないので、エアコンなどで調節してあげましょう。また、脱水症状を起こさないよう、飲み水を切らさないことに気を配りましょう。

ストレス

猫は環境の変化に敏感で、引越しなどの環境の変化にストレスを感じて元気がなくなることがあります。また、環境の変化だけではなく、普段使う食器やトイレなどを変えたりすることでもストレスを感じます。

さらに猫は聴覚が鋭く、大きな音にもストレスを感じるので、周辺の工事の騒音や掃除機、テレビの大音量などにも注意が必要です。

病気や怪我

猫の体に何らかの異常が見られる場合は、怪我や病気の可能性があります。悪化してしまう前に、動物病院への受診をおすすめします。

 

まとめ

今回は猫の元気がないときに試してみるべきことと猫の元気がないときに確認するべきポイントについて解説しました。猫の怪我や病気に早く気づくためには普段からの様子をしっかりと観察しておくことが必要です。大切な猫の健康管理のためにも、食事量や排泄、呼吸などを日頃からチェックしておきましょう。

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